いきなりだけどSDGsクイズ!
MDGsとはなんでしょう??
SDGsのサイズを大きくしたものですかね?
MDGs、LDGsみたいな!
フライドポテトのサイズじゃないんだから・・・
今日は、概要や達成状況など、「MDGs」について分かりやすく説明していくよ!
MDGs(ミレニアム開発目標)とは?
MDGsは、「Millennium Development Goals」の略で、ミレニアム開発目標と呼ばれているよ!
SDGsにMDGs・・・どう違うんでしょうか?
複雑でなんだかお腹が空いてきました。
そんな難しく考えないで大丈夫だよ。
簡単に言うと、MDGsはSDGsの前身なんだ!
MDGsは、2001年にまとめられた2015年までの国際目標であり、1990年代に開催された主要な国際会議・サミットで採択された『国際開発目標』と、2000年に開催された国連ミレニアム・サミットで採択された『国連ミレニアム宣言』とを統合して作られました。
MDGsは、8つの目標、21のターゲット、60の指標が定められているよ!
8つの目標は以下のとおり!
SDGsの目標に似ているものもありますね!
MDGsの8つの目標は1990年を基準年、2015年を達成期限としていました。
達成期限となった2015年には、MDGsの達成状況が報告されています。
MDGsの達成状況
MDGsの達成状況はどうだったのでしょうか??
MDGsの達成状況は、2015年7月6日に発表された『MDGs報告2015』にまとめれているよ!
『MDGs報告2015』では、「極度の貧困をあと一世代でこの世からなくせるところまで来た」「MDGsは歴史上最も成功した貧困撲滅運動になった」と成果が強調されています。
具体的なMDGsの成果例は以下のとおりです。
MDGsの成果例
- 「開発途上国で極度の貧困に暮らす(1日1ドル25セント未満で暮らす)人々の割合」⇒1990年の47%から14%に減少
- 「初等教育就学率」⇒2000年の83%から91%に改善
- 「インターネットの普及率」⇒2000年に世界人口の6%から43%まで増加
- 「HIVへの新たな感染者」⇒2000年から2013年の間で約40%低下
MDGsの達成状況は報告書の概要版で分かりやすくまとめられています。
MDGsはかなりの成果をあげたんですね!
ただ一方で、以下のような達成できなかったことや課題もあったんだ!
MDGsで残された課題
- 「5歳未満児や妊産婦の死亡率」⇒改善は見られたものの目標には及ばなかった
- 「女性の地位」⇒就職率や政治参加率などで男性との間に大きな格差が残っていた
- 「二酸化炭素の排出量」⇒1990年比較で50%以上増加
これらの課題以外にも、貧困層と富裕層間、都市部と農村部間などの格差は未だに広がっており、深刻な格差の問題と貧困層や脆弱な人々が依然置き去りになっている状況も指摘されています。
「誰一人取り残さない世界へ」~MDGsからSDGsへ~
これらのMDGsでも解決しきれなかった課題や、次々と新たに発生する環境問題や社会課題に対して対応するために、SDGsが誕生したんだね!
なるほど!
それで8の目標から、17の目標に増えたわけなんですね!
ただ単に目標の数が増えただけはなくて、取組主体や目的など、次のような違いがあるよ!
MDGsとSDGsの違い
- 『取組主体』⇒MDGsが国連や政府が取組主体だったのに対し、SDGsは国や自治体だけではなく民間企業や個人も取組主体としている
- 『目的』⇒MDGsが主に発展途上国の課題解決を目的としていたのに対して、SDGsは発展途上国だけでなく先進国の課題も解決することを目的としている
SDGsは、先進国である日本や、僕のような一人ひとりの役割が大きいということですね!
そのとおり!
たまには良いこと言うね!
SDGsの17の目標は2030年までを達成年限としています。
その達成のために、あなたも、目の前のできることから始めてみましょう!