03.すべての人に健康と福祉を

それでは次はゴール3「すべての人に健康と福祉を」について考えてみよう。

実は私、生まれてこのかた風邪一つ引いたことがないんです!

それはすごい。

頭痛や吐き気、咳、のどの痛みなどを感じることはありますが、気合で乗り切ってます!

風邪を引かないんじゃなくて、引いたことに気づいていないだけだね。
それでは3番目のゴール「すべての人に健康と福祉を」について説明していくよ!

ゴール3「すべての人に健康と福祉を」の概要

体調が悪くなったら、日本では、当たり前のように病院に行きますが、海外では医療制度が整っていなかったり、医療費がすべて自己負担であったりと、必要であっても十分な治療を受けれない人が沢山います。

ここで問題!
基礎的な医療保険サービスを受けられない人の数は、世界でどのくらいいるでしょうか??

35億!

どこかで聞いたフレーズだね・・

でも実際にその数字に近い36億人もの人が、基礎的な医療保険サービスを受けられないんだよ。
なんとこれは、世界人口の約半分にあたるんだ。

それは、病院に行ければ治ったのに、治療が受けられなくて症状が悪化し、命を落としてしまう人がいることを意味します。

そして、世界では5才になる前に亡くなってしまう子どもも多くいて、その数は年間約560万人もいます。これは5秒に1人の子どもが命を落としている計算になるんです。

多くの子どもが命を落としてしまう大きな原因として、必要な予防接種やワクチン接種を受けることができないことがあります。

これらの課題を解決し、すべての人が健康になるための目標が、ゴール3「すべての人に健康と福祉を」になります。

ゴール3「すべての人に健康と福祉を」の日本での課題

日本は世界でもトップクラスの長寿国です。それは「行きたいときにいつでも誰でも病院に行ける」といった、しっかりとした医療体制や保険制度があるからと言えます。

しかし、もしかしたら将来的にそれが、当たり前ではなくなる可能性もあります。
それは、今後の日本の少子高齢化のさらなる進行により、病院にかかる人が増え、逆に医療費を負担する働き世代が減ることが予想されるため、医療保険制度が保てなくなる恐れがあるからです。

これからは気合で乗り切ることが必要ってことですね!

病気にならないための取組が必要ってことだね。

高齢化社会になっても、医療費が増大しないためには、一人ひとりの「健康寿命」を延ばすことが重要になってきます。

解説:健康寿命とは

健康寿命とは、健康上の問題点がない状態で日常生活が送れる年齢のことをいいます。日本では国の政策のひとつとして健康寿命の延伸に取り組んでいます

健康寿命が延びるということは、無くなる前の数年間を寝たきりや認知症となって過ごすことなく、質の高い生活をそれぞれが楽しみ、満足した生涯を送ることができることを意味します。

ゴール3「すべての人に健康と福祉を」に対して私たちができること

世界的な医療課題に関心を持ち、ワクチンなどの募金にまずは参加してみるなどから始めてみるのも良いかも知れません。

また、日本の恵まれた医療制度を維持するために、一人ひとりが健康意識を高める必要があると言えます。

自分の健康に気を遣うことも、世界を持続可能にすることにつながっているんだ。

そういうことだね。

私たちができること

  • まずは世界の医療課題に興味を持ち、ワクチン募金などをしてみる
  • 健康診断、検診を定期的に受ける
  • 運動の習慣化、食生活の改善など、健康に気をつかう
  • 風邪を引いたらマスクをする

ゴール3「すべての人に健康と福祉を」のまとめ

まとめ

  • 基礎的な医療保険サービスを受けられない人の数は、なんと世界人口の約半分にあたる36億もいる!
  • 高齢化社会になっても、医療費が増大しないためには、一人ひとりの「健康寿命」を延ばすことが重要!
  • まずは自身の健康習慣について考えるなど、自分たちでもできることから始めよう!

ゴール3達成のために、目の前の小さなことから意識して取り組んでみましょう。

『健康管理』と掛けまして、『ガス会社』と解きます!

そのこころは?

定期的なけんしん(検診・検針)がつきものです!

健康のために定期的に診断や検診を受けよう!

ゴール3のターゲットはこちら!

3.1 2030年までに、世界の妊産婦の死亡率を10万人当たり70人未満に削減する。
3.2 全ての国が新生児死亡率を少なくとも出生1,000件中12件以下まで減らし、5歳以下死亡率を少なくとも出生1,000件中25件以下まで減らすことを目指し、2030年までに、新生児および5歳未満時の予防可能な死亡を根絶する。
3.3 2030年までに、エイズ、結核、マラリアおよび顧みられない熱帯病といった伝染病を根絶するとともに肝炎、水系感染症およびその他の感染症に対処する。
3.4 2030年までに、非感染症疾患(NCD)による早期死亡を、予防や治療を通じて3分の1減少させ、精神保健および福祉を促進する。
3.5 麻薬乱用やアルコールの有害な摂取を含む、薬物乱用の防止・治療を強化する。
3.6 2020年までに、世界の道路交通事故による死傷者を半減させる。
3.7 2030年までに、家族計画、情報・教育、およびリプロダクティブ・ヘルスの国家戦略・計画への組み入れを含む、性と生殖に関するヘルスケアをすべての人々が利用できるようにする。
3.8 すべての人々に対する財政保障、質の高い基礎的なヘルスケア・サービスへのアクセス、および安全で効果的、かつ質が高く安価な必須医薬品とワクチンのアクセス提供を含む、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を達成する。
3.9 2030年までに、有害化学物質、ならびに大気、水質および土壌の汚染による死亡および病気の件数を大幅に減少させる。
3.a すべての国々において、たばこ規制枠組条約の実施を適宜強化する。
3.b 主に開発途上国に影響を及ぼしている感染性および非感染性疾患のワクチンおよび医薬品の研究開発を支援する。また、ドーハ宣言に従い安価な必須医薬品およびワクチンへのアクセスを提供する。同宣言は公衆衛生保護およびすべての人々への医薬品のアクセス提供にかかわる「知的所有権の貿易関連の側面に関する協定(TRIPS協定)」の柔軟性に関する規定を完全に行使する開発途上国の権利を確約したものである。
3.c 開発途上国、特に後発開発途上国および小島嶼開発途上国において保健財政、および保健従事者の採用、能力開発・訓練、および定着を大幅に拡大させる。
3.d すべての国々、特に開発途上国の国家・世界規模な健康リスクの早期警告、リスク緩和およびリスク管理のための能力を強化する。