相模原市役所の1階にフードロス対策自販機が設置されたよ!
フードロス対策自販機!消費期限切れのカツ丼が出てくるのでしょうか?
フードロス対策なんだから消費期限切れてたら意味ないでしょ!そもそもカツ丼の自販機って見たことないし…。
今回はとってもSDGsなフードロス対策自販機を紹介するよ!
解説:フードロスとは
フードロスとは、売れ残りや食べ残し、賞味期限切れなどにより、本来食べられるのに捨てられてしまう食品のこと。
フードロス対策自動販売機
相模原市では、市役所本庁舎1階ロビーに、賞味期限切れが近くなった飲料(おおむね賞味期限の2カ月前)を、通常価格より安い値段で販売する『フードロス対策自動販売機』を設置しました。
この自販機では通常価格の飲料も販売し、その売上の一部は市のSDGsの推進のために寄附される仕組みになっています。
とってもSDGsな自販機なんだ!
安いからたくさん買いすぎて、飲みきれません!
それじゃ意味ないし…。ちゃんと飲みきれる分だけ買ってね!
自動販売機には、農林水産省の「食品ロス削減国民運動」(NO-FOODLOSS PROJECT)のロゴマーク「ろすのん」のイラストがデザインされていて、近くにはフードロス削減を啓発するポスターも設置しています。
みんながフードロスについて考えるきっかけになると嬉しい!
フードロス(食品ロス)とSDGs
ところでフードロスとSDGsってどんな関係があるんでしたっけ?
このサイトが開設して結構経つけど、全然成長していないね…。フードロスはSDGsの色んなゴールにつながるとっても大きな課題なんだ!
まず、SDGsのゴール12「つくる責任 つかう責任」には「2030年までに食品の廃棄を半減する」という具体的なターゲットが設定されています。
また、現在世界では、世界の人口約77億人の人たちが十分に食べられる分だけの穀物が生産されているにもかかわらず、現実には6億9千万人の人々が飢餓に苦しんでいると言われています。廃棄される食べ物が飢餓に苦しむ人々に行き渡ればと考えると、フードロス問題はゴール2「飢餓をゼロに」にもつながっていると考えられます。
さらに、食べ物が私たちの食卓に届くまでには、生産、輸送、調理と様々な過程でCO2が排出されています。また、廃棄されて焼却処分をすることでCO2が発生するなど、フードロスは地球温暖化にも大きな影響を与えていることからゴール13「気候変動に具体的な対策を」にもつながっています。
フードロスって思った以上にいろいろな問題につながってるんだね。
フードロスの削減に向けて
相模原市ではフードロスの削減に向けて様々な取り組みをしています!
また、相模原市内にある株式会社日本フードエコロジーセンターは、食品ロスを独自の発酵技術で養豚における液体飼料にする取り組みで、第2回ジャパンSDGsアワード内閣総理大臣賞を受賞しました。
そして、フードロスの削減に向けては、一人ひとりの取組や心がけがとても重要です。みなさんも次のことを心がけましょう!
ポイント 一人ひとりができること!
- 買い物をするとき、飲食店で注文をするときは「食べられる分だけ」を心がける
- すぐ食べるものは賞味期限が近いものを選ぶ
- 贈答品など食べきれないものはフードドライブを活用する
フードロスの削減に向けて、みんなで一緒に取り組もう!