最近見かけるこのマーク、
「SDGs」
(持続可能な開発目標)
のロゴマークなんだ!

SDGsの読み方はエスディージーエス?
SDGsを日本語訳すると持続可能な開発目標?
なんだかとっても難しそうで、お腹が空いてきました。
SDGsの読み方は「えすでぃーじーず」!
SDGs とは、国連で決められた様々な問題をみんなで協力して解決して、世界中の誰もが幸せに暮らし続けるための2030年までの目標なんだ。
目標は17個あって、アイコンを見てみると、全然難しいことは書いてないことが分かるよ!
ポイント
- SDGs(えすでぃーじーず)とは2015年の国連サミットで採択された、2030年を期限とした国際目標
- 世界中の誰もが幸せに暮らし続けることができる世界の実現を目指している
- SDGsには17の目標がわかりやすく示されている
SDGs(エスディージーズ)17の目標
☝上のアイコンをクリックすると、各ゴールの解説のページに飛べるよ!
SDGsの17のアイコンはとっても分かりやすいですね!
これなら僕でも何かできそうな気になってきます!
そう、アイコンを見るだけで、今世界が抱えている課題のイメージがわくようになっているんだ!
ここで問題!
SDGsの17のゴールは「5つのP」に分類することができるけど、それは何でしょう!?
5つのPというと…パイナップル、ピーナッツ、プリン、ペペロンチーノ、ペヤング、ポテトチップス…のことですか。
頭の中、食べ物だらけだね・・しかも6つ言ってるし・・
5つのPは次のとおりだよ!
5つのP
- People 【人間】
- Prosperity【繁栄】
- Planet【地球】
- Peace【平和】
- Partnership【パートナーシップ】
17って聞いた時の感想は「ちょっと多い」だったので、5つに分類して貰えて助かりました!
言いにくいんだけど、17のゴールには169のターゲットがぶら下がってるよ!
聞かなかったことにします!
ポイント
- SDGsの5本の柱は「人間」・「繁栄」・「地球」・「平和」・「パートナーシップ」
- SDGsの17の目標はさらに169のターゲットに分かれている
169のターゲット
17の目標を達成するために何をしたらいいのか、それを具体的に示しているのが169のターゲットなんだ。
それってテストに出ますかね?覚えられる気がしないんですが…。
全部覚える必要はないけど、試しに目標1「貧困をなくそう」のターゲットをいくつか見てみようか。
1.1 | 2030年までに、現在のところ1⽇1.25ドル未満で⽣活する⼈々と定められている、極度の貧困(※1)をあらゆる場所で終わらせる。 |
1.2 | 2030 年までに、各国で定められたあらゆる面で貧困状態にある全年齢の男女・子どもの割合を少なくとも半減させる。 |
1.3 | すべての人々に対し、最低限の生活水準の達成を含む適切な社会保護制度や対策を各国で実施し、2030 年までに貧困層や弱い立場にある人々に対し十分な保護を達成する。 |
1.4 | 2030 年までに、すべての男女、特に貧困層や弱い立場にある人々が、経済的資源に対する平等の権利がもてるようにするとともに、基礎的サービス、土地やその他の財産に対する所有権と管理権限、相続財産、天然資源、適正な新技術(※2)、マイクロファイナンスを含む金融サービスが利用できるようにする。 |
1.5 | 2030 年までに、貧困層や状況の変化の影響を受けやすい人々のレジリエンス(※3)を高め、極端な気候現象やその他の経済、社会、環境的な打撃や災難に見舞われたり被害を受けたりする危険度を小さくする。 |
1.a | あらゆる面での貧困を終わらせるための計画や政策の実施を目指して、開発途上国、特に後発開発途上国に対して適切で予測可能な手段を提供するため、開発協力の強化などを通じ、さまざまな供給源から相当量の資源を確実に動員する。 |
1.b | 貧困をなくす取り組みへの投資拡大を支援するため、貧困層やジェンダーを十分勘案した開発戦略にもとづく適正な政策枠組みを、国、地域、国際レベルでつくりだす。 |
(※1)極度の貧困の定義は、2015年10月に1日1.90ドル未満に修正されている。
(※2)適正技術:技術が適用される国・地域の経済的・社会的・文化的な環境や条件、ニーズに合致した技術のこと。
(※3)レジリエンス:回復力、立ち直る力、復元力、耐性、しなやかな強さなどを意味する。「レジリエント」は形容詞。
難しくてお腹が空いてきました…。しかもスケールが大きすぎて、自分にはあんまり関係ないような…。
大事なのは目標やターゲットを「自分ごと化」することなんだ。SDGsのターゲットを住んでいる地域や自分の身近な課題に置き換えて、何ができるかを考えてみよう!
ポイント
- SDGsの169のターゲットは、目標を達成するための具体的な取組を示している。
- ターゲットを身近な課題に置き換え「自分ごと化」することが重要。
なぜSDGsに取り組まないといけないのか!?

SDGsのことはよく分かりました!
でもなんで世界中で SDGs に取り組もうということになったのですか?
今、世界中で様々な問題が発生していて、このままでは人類が安定して地球上で暮らして行くことが難しくなってるんだ。

気候変動

テロや紛争

資源の枯渇

ウィルスのまん延
これらの様々な問題を解決するためには、世界中のみんなで協力しないといけないから、世界共通の目標であるSDGsができたってことだね!
おっ、具体的に何をするのかな?

湖の魚を根こそぎ獲って、お腹いっぱいになるまで食べたあと、飢餓に苦しむ人たちに配ります!
根こそぎ獲ってしまうと魚がいなくなって、今後増えることが無くなっちゃう。そうすると一時的にはお腹いっぱいになっても、「持続可能」な取組とは言えないよね。

あとは14番の「海の豊かさを守ろう」が達成できないという問題もあるよね。
SDGsは一つの課題に取り組むことで、他の課題に悪い影響を与えないようにする必要があるんだ。

ポイント2
- SDGsは経済・社会・環境のバランスの取れた取組が重要!

あなたの行動が世界を救う!?
自分たちのちょっとした行動が未来を変えるなんて、何だかワクワクしてきました!
いい心変わりだね!
日常生活におけるSDGsのためにできることを紹介するね!
2030年の期限まで、もう8年しかないから、
身近なできることから始めてみよう!
食材ロスを減らそう!
日本の食料自給率は約38%。多くの食料を輸入に頼っているにもかかわらず、年間612万トン(毎日大型トラック1,680台分)の食べられる食料が廃棄されています……。
- 食べきれない食料を買わない
- すぐ食べるものは賞味期限にこだわらない
- 外食のときは食べきれる分だけ注文する





プラごみを減らそう!
世界では年間約800万tものプラスチックごみが海に流れ込んでいると言う試算が出ていて、このままだと2050年の海は、魚の量よりもプラごみの量が多くなると言われています……。
- マイボトル、マイカップ、マイ箸を使う
- 買い物にはエコバックを持参する
- ごみの分別をしっかりやる





SDGsを意識した買い物をしよう!
安くていい商品が手に入り、どんどん便利で豊かになる私たちの暮らし。しかしその裏側には、環境破壊や低賃金による長時間労働、児童労働など様々な問題が隠れています……。
- 環境に配慮された商品を購入する
- 地元の商品を購入する(地産地消)
- フェアトレード商品(公平・公正な取引と認定された商品)を購入する









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