11/29(日) 医療従事者・患者・家族 対話のかたち
2026年10月23日
投稿者:森のイノベーションラボFUJINO
カテゴリー イベントのお知らせ
診察室で医師と交わす言葉と、家に帰って家族と交わす言葉は、まったく違います。
医師には強がってしまう。家族には心配をかけたくなくて言えない。
そうして、いちばん大事なことが言えないまま過ぎてしまう。病いとともに生きる時間には、そんな瞬間がいくつもあります。 また、中山間地域の医療は、都市とは違う条件のなかにあります。けれどその一方で、医師が患者の家や暮らしぶりを知っていて、看護師が家族の顔まで分かっている。都市の大病院では成り立ちにくい距離の近さが、ここにはあります。 このセッションのテーマは「対話」です。医療従事者と患者はどんな言葉を交わせているのか。家に帰ったあと、患者と家族はどこまで話せているのか。そして、その会話はどう話したらよいのか。
中山間地域で診療を続ける石橋医師、暮らしの現場で患者と家族の両方に向き合い訪問看護ステーションを運営する井上看護師、そしてがん患者の当事者として家族の会話の内側を知る利降屋あやのさん、ロボットをはじめとするテクノロジーを通じて、患者と家族をつなぐ新たなコミュニケーションのあり方を研究する大学生の篠部虹人さんがそれぞれの立場から語り合います。森のイノベーションラボFUJINOで稼働する中山間医療介護、がんとともに生きる、バリアフリーの3つのプロジェクトの視点も交えながら、「顔の見える距離」だからこそ見えてくる、これからの医療と対話のかたちを探ります。
開催日時:2026年11月29日(日)13:00-15:00
会場:相模女子大学7号館 3階 731教室 あじさいサミットイベントにて
〒252-0383 神奈川県相模原市南区文京2丁目1−1
参加費:無料
申込み不要です。どなたでもご参加いただけます。
【出演者】

石橋了知(医師)
1969年2月生まれ。1994年慶應義塾大学医学部卒業。病院勤務をへて、2006年より在宅医療へ。2013年藤野在宅緩和ケアクリニック開設。
医師一人の診療所ながら、神奈川県旧津久井郡、山梨県上野原市を訪問診療圏として、多職種と顔の見える関係性をつくりながら地域に根差した在宅医療/在宅ホスピスケアを提供している。また、多職種連携の会やボランティアの会を立ちあげるなど、地域の在宅力の底上げにも積極的に関わっている。

井上愛智(看護師)
助産師・看護師・保健師の資格を持つ。赤ちゃんからお年寄り、すべてのいのちに必要なケアが行き届くようにするため、2023年2月「藤野の助産院mid-U」、2025年5月「里山ナースステーションゆず」(訪問看護ステーション)を開所。 生まれてくるいのち”から”最後の時を迎えるいのち”まで、資格の垣根を超えて”いのちを守る”仕事を実践中。

利降屋あやの(がんと共に生きるプロジェクトリーダー/株式会社オンラインCAアカデミー学院長)
0歳・3歳の子どもを育てながら客室乗務員となり、仕事と子育てを両立してきた3児の母。40歳で乳がんと診断された当時、子どもたちは小学5年生・小学2年生・2歳。「子どもにどう伝える?」「仕事はどうする?」「家族にはどう支えてもらう?」——患者本人として、母として、働く女性として、その一つひとつに向き合ってきた。現在は女性のキャリア支援とともに、がん経験者としてピアサポート活動にも取り組んでいる。
篠部虹人(バリアフリープロジェクトリーダー)
慶應義塾大学学生/森ラボバリアフリープロジェクト リーダー
高校時代から、「孤立の解消」を目的に、入院・入所施設向けのコミュニケーションロボット/セラピーロボットを複数開発。
相模原市の入院病棟を中心とした医療現場での実証実験を実施。現場の声を最重要視し、患者さんと二人三脚で開発・実証を進めるスタイルで、過疎化が進行する地域で、IOTを活用した地域医療の推進を行っている。
【進行】
髙橋靖典(森ラボコミュニティマネージャー)
新規事業開発とデジタルソリューション導入を専門とする中小企業診断士として、地域の事業者向けに経営相談・DX支援を行う。
藤野移住を機に、地域通貨「よろづ屋」事務局や藤野電力など、住民主体の事業立ち上げにも多数携わる。人と人がつながる場や、あり方についても様々な取り組みを行っている。


