政令指定都市で初となった、「さがみはら気候非常事態宣言」に関するイベントが令和2年11月に開催されました!
講演やパネルディスカッションをオンライン上で実施して、多くの人が参加してくれたよ!
私も夢で参加しました!
寝てたってことだね…。
この記事の最後に当日の様子の動画があるから、必ず見るように!
それではオンラインイベントの様子についてレポートしていくね!
さがみはら気候非常事態宣言
~未来のために、今、私たちができること~
- 日程
令和2年11月14日(土)14時~15時45分 - 場所
オンライン上(YouTubeでのライブ配信) - 基調講演
江守 正多氏 (国立環境研究所地球環境研究センター副所長) - パネルディスカッション
高橋 靖典氏(藤野エリアマネジメント)
遠田 文江氏(有限会社たけみや)
野口 正明氏(ふじの里山くらぶ)
伊藤 恵子氏(相模原みんなの学校プロジェクト)
虞 博森氏(麻布大学生命・環境科学部 環境科学科)
杉森 天真氏(麻布大学生命・環境科学部 環境科学科)
基調講演【気候危機のリスクと社会の大転換】
基調講演は国立環境研究所地球環境研究センター副所長の江守正多さんから、「気候危機のリスクと社会の大転換」というお話しをしていただきました!
いきなり難しそうなタイトルでついていけなそうです・・・!
大丈夫!江守さんはとても分かりやすい話をしてくれたよ!
まずは世界平均気温の変化傾向や気候変動によるリスクについてお話ししていただきました。
世界の平均気温が長期的に上昇しており、気候変動には様々なリスクがあることが分かります。
そして、気候変動への対策があった場合とない場合の地球の気温をシュミレーションをしていきました。
対策なしの2100年は地球が真っ赤っ赤ですね!
でも2100年は、僕はもう生きている年齢ではないので関係ないですね。
自分のことだけじゃなくて、次の世代のことも考えて行動してよね・・・!
わかりました。
でも、気候変動対策ってエアコンを我慢したり、移動手段を車を控えたりなど、結構大変ですよね・・・
こちらのスライドは、「あなたにとって、気候変動対策はどのようなものですか?」という質問に対して、世界と日本の回答を示すものです。
日本人は私のように気候変動対策を「生活の質を脅かすものである」と捉えているんですね。
そのとおり!
一方で世界の人は気候変動対策を「生活の質を高めるものである」と捉えているんだ!
気候変動対策に取り組むことで、猛暑や豪雨が減れば生活の質は高まるよね!
歩くことで健康になったり、ソーラパネルで電気代が安くなったりといったメリットもありますね。
イヤイヤ努力していては持続可能な取組ではないということだね!
気候変動対策をポジティブに捉えて、まずは自分のできることから取り組んでみよう!
パネルディスカッション
ファシリテーター 高橋さん
パネルディスカッションは、様々な世代や立場の方々にご登壇いただきました!
まず、それぞれの気候変動に関する考えや基調講演の感想などをお聞かせいただいたよ!
個人の力も重要。ライフスタイルを変えたりしたい。大規模な取組はすぐには難しいので、まずは身近な取組をしていきたい。
経営しているエステ店では、お客様と環境の話をするなど、情報発信する場所としての役割も果たしていきたい。
気候変動への個々の取組を進めてきたが、まずは一人ひとりの意識の変化が重要である。
そして、意識の変化が、行動や社会ムーブメントに繋がることが有効であると考えている。
自動車の二酸化炭素排出量を考えると、まずは自動車の使用を控えることや、エコカーに乗り換えるなどのことも検討したい。
また、エコな活動をしたときは、誰かが誉めてくれるわけではないので、自分で自分を誉めるどして、意識を変えていきたい。
2000年代に一度、気温上昇がとまったグラフがあったが理由はあったのか?
⇒【江守さん】その時期は海が熱を吸収するような動きがあったとの報告がされている。現在はその循環が逆になった段階で再び気温が上昇をしている。
気候変動対策に対する考え方が、世界と日本で違うのが印象に残った。気候変動対策も、経済や環境など色々な側面から全体的に取り組まなければならないということで、SDGsの考え方と同じだと感じた。
そして、このイベントのタイトルにもなっている「今、私たちができること」についてディスカッションしていったよ!
今、私たちができること
- 遠田さん:過剰包装をしていない商品を購入するなど、身近なところから、環境に優しい選択をしていきたい。また、積極的にに周りに情報発信をしていきたい。
- 野口さん:仕事上、企業と関わることも多いので、環境に関する市民活動の情報を企業に届け、連携していけるようなシステムを構築したい。
- 伊藤さん:レジ袋の使用を減らすなど身近なところから取り組んでいきたい。また、ママ友や家族などとも、積極的に環境の話をしていきたい。
- 虞さん:台風被害などがあった際にボランティアに参加することなどにより、気候変動の現状を自分ごとととして捉えたい。また、友人や家族と、今日学んだことを情報共有していく。
- 杉森さん:積極的に環境に関する情報を収集していきたい。また、身の回りの友人にに情報発信をしていき、環境に興味を持ってもらうよう働きかけたい。
私もパネラーの皆様を見習ってできることから始めたいと思います!
動画で配信中!
今回のオンラインイベント全編はyoutubeで配信しているから、今回の記事を見て気になった人は見てみてね!
気候変動宣言をした自治体として、今後も積極的に取り組んでいくよ!
地域で、学校で、会社で全市一丸となって行動しよう!