SDGsの力で商店街と地域に賑わいを!
【 飯塚塗研(株) 】

今回、お話をお伺いしたのは、塗装会社を経営する傍ら、相模原市緑区にある商店会「リリーマート」の代表を務める飯塚さん。

飯塚さんは、自身の会社が入居している「リリーマート商店街」をSDGs(持続可能な開発目標)の力により、活気のある商店街へと生まれ変わらせようとしています!

近所のお店は慌ててシャッターを閉めるので、いつも完全に閉まってないんですよね。

あわてんぼうのシャッタークローズです。

「クリスマス前にやってきた~♪」みたいな!

…。最近はシャッター街とかが問題になってるけど、リリーマートの取り組みはとっても参考になるよ。

それでは詳しく話を聞いていくよ!

飯塚塗研(株)
飯塚さん

プロフィール

神奈川県相模原市緑区出身。

25歳の時に会社を起業し、29歳の時に青年会議所に入所。
会社が成長してきたタイミングでリリーマート商店街に事務所を移転。

塗装会社を経営する傍ら、地域の商店会「リリーマート」の理事長として、商店街や地域の活性化に貢献している。

商店街からSDGsを発信!

――リリーマート商店街に事務所を構えたきっかけはなんだったのでしょうか。

飯:会社が成長してきた段階で、新しい事務所を探していたのですが、たまたま家賃が安いところがあると聞いたのがきっかけです。

――リリーマート商店街の最初のイメージはどうでしたか?

飯:正直いうと、初めて内見したとき「なんだここは??」という感想でした。(笑)ゴミはすごいわ、悪そうな子のたまり場になっていたりという感じで。

――そうだったんですね。今の状況から考えると想像つかないですね。

飯:実は一回断ったんですが、結局家賃の安さの魅力などから、事務所の移転を決めました。

リリーマート商店街内の事務所

――最初は家賃が大きな理由だったんですね。
でもそこから、徐々に地域への愛着など、心情の変化はあったのでしょうか?

飯:最初は地域に元気が無いなと漠然と思っていたのですが、それなら自分が行動することで地域を元気にして、地域にとって必要な会社になろう!と考えるようになりました。

――なるほど。素晴らしい考えですね。まずは何から取り組んだのですか?

飯:3件の店舗が撤退したタイミングで県と交渉をして、規制が多い入居要件を緩和しました。とにかく人が集まる場所にしたいという思いが強かったですね。

――すごい行動力ですね。結果は?

飯:子ども達が通うダンススクールが入居しました。あとは自分でカフェをオープンしましたね。

――まさに「人が集まる場所」ですね!

飯:その後コロナの影響で自身の仕事が止まってしまったので、商店街のシャッターを塗りなおしました。

――それがこの写真ですね!

飯:元々SDGsを広めたいという思いがあって、商店街のシャッターが18枚あったこともあり、17のゴールのアイコンを描くアイデアを思いつきました。

――素晴らしい取り組みですね!
まちの人の反応はどうだったのでしょうか?

飯:みなさんジロジロ見てくれましたね。地域の人にSDGsを知っていただく機会になったと思っています。学校でSDGsを習った子ども達は「SDGsだ!」とか言ってましたね。

飯:そして、入居しているパン屋で余ったパンをカフェで提供して食品ロスを減らすという、具体的なSDGsアクションも始めました。

――素晴らしい流れですね。

飯:これらのことがきっかけで、商店街の人たちも自ら率先して様々なことに取り組むようになったり、地域の人とのつながりも増したと感じています。

――まさにSDGsがひとつのきっかけになったということですね!

飯:そのとおりです。

「SDGs」を起点として色んな人を巻き込み、地域とのつながりが増えたんだね!これから地域が活性化していく予感がするね。

学校・会社・地域さまざまなところでSDGs!

――そのほかSDGsに関連する取組はあるのでしょうか?

飯:地元の中学校で、SDGs教育のお手伝いをさせていただいています。

――すごいですね。どんなきっかけだったのでしょうか。

飯:商店街のシャッターを利用したSDGsの普及啓発がタウンニュースさんに掲載されたのですが、それを見た先生からお話をいただきました。

――どのような授業内容なのでしょうか。

飯:子供たちに地域の課題を見つけてもらい、解決方法のアイデアを出して、最終的にはプレゼンしてもうといった内容です。

――すごい良い学びになりますね。これらの取り組みは、ゴール4「質の高い教育をみんなに」につながると言えますね。

飯:この学校では、JAXAと連携して宇宙のことからSDGsを学んで、地域に落とし込んでいくという組み立てをしていました。まさにESD教育の実践ですね。その一助となれたのは大変うれしいことです。

――自身の会社でもSDGsのゴールに繋がっている取り組みはあるのでしょうか。

飯:ゴール5「ジェンダー平等を実現しよう」があげられます。
私の会社は建設業ですが、女性の割合がすごく多いんです!

社員やスタッフのみなさん

――確かに女性の社員さんやスタッフが多いですね。

飯:はい。
また、商店街で私が経営しているカフェも女性のスタッフばかりです。コロナの影響で都内にバイトに出れない子達の働き口にもなっています。

――地元の人達の雇用の創出にもつながっているわけですね。このことは、ゴール8「働きがいも経済成長も」にもつながっていると言えますね。

飯塚さんは、学校や地域、会社など、様々なところでSDGsの達成につながる取組をしているんだね!

SDGsは行動に移すことが大事!

――SDGsを知ったきっかけは何だったのでしょうか?

飯:JC(青年会議所)での活動がきっかけですね。

――そこから実際にアクションにうつす行動力がすごいですね。

飯:SDGsは知ることももちろん大事ですが、行動することが一番大事だと考えています。

――確かにSDGsを知っていても、実際に行動できる人は少ないかもしれません。どういったことが原因として考えられるのでしょうか。

飯:私のような小さな会社でいうと、SDGsに取り組む余裕がないというのが1つあるかと思います。

本業以外の部分でSDGsに取り組むとなると時間や金銭的負担がかかりますから。

――確かに、大企業であればCSR活動の一環としてSDGsに取り組むことができますが、そうでない会社も多いですよね。

飯:ただ、小さい会社でもできるSDGsの取り組みは必ずあります。まずは小さな地域貢献でもよいと思います。

そうした地域貢献を積み重ねることで、地域に必要とされる会社となり、将来的な会社の発展にもつながるのではないでしょうか。

まずは小さな地域貢献でも、行動に移すことが大事ということだね!

終わりに

SDGsをきっかけとして、商店街が「能動的」になり、地域とのつながりが増えた話はとても参考になりました。

そして、「SDGsは行動を起こすことが大事」ということを、自ら体現していることがとても印象に残りました。

まずは小さな地域貢献でも、行動に移すことから始めてみましょう!

『SDGsで大事なこと』と掛けまして、『市が管理する道路』と解きます!

そのこころは?

どちらもこうどう(行動・公道)でしょう!

レッツSDGsアクション!