以前、こちらの記事で、「大学生へのSDGs出張授業!」をご紹介しましたが、今回は、中学校から「SDGsの授業をして欲しい!」と依頼がありました!
しかし新型コロナウイルスの関係や、市役所から中学校まで徒歩3時間43分という壁が立ちはだかります。そこで熱意ある中学校の先生から素敵な提案が!
それが オンライン授業!
中学生にSDGsとオンラインはちょっと早くないですか?
私なんて通信手段は未だにのろしと糸電話ですよ。ちなみに通信料は無料です。
のろしは二酸化炭素を排出するし、火事の恐れもあるからやめたほうがいいね。
それでは授業の様子をリポートするよ!
今回授業を受けた中学生の皆さん
相模原市立 鳥屋中学校 3年生の皆さん
SDGs授業の様子
市としても初めての試みでドキドキしましたが、無事にオンラインでつながり授業開始!
皆さん一生懸命メモをとるなど、真剣な眼差しで授業を受けていました♪
画像の左に見える武器が気になります…。
多分さすまただね。
鳥屋中学校ではすでにSDGsについて基本的なことを学んでいるとのことで、少しステップアップして、経済・社会・環境の三則面の調和について、昨年の東日本台風を題材に講義をしました。
鳥屋中学校のある津久井地域では台風で大きな被害を受けたことから、実際に経験したことを通じてSDGsを学んでもらいます。
実際に経験したことからSDGsを学べば、自分ごととして捉えることができるね!
次に、「SDGsの17のゴールは不可分」ということについて説明をしました。
不可分??
強く結びついていて分けることができないという意味だね!
私とちーずくんとクイズちゃんみたいな感じですね。
…
台風が大型化する原因である「気候変動」に関連するゴールは13ですが、「気候変動を緩和するためには温室効果ガスの削減が必要だよね」と考えると、ゴール7『エネルギーをみんなにそしてクリーンに』につながっていきます。
そして、「温室効果ガスを削減するためには、技術革新が必要だよね」⇒「技術革新を起こすためには教育が必要だよね」⇒「教育を受けるにはまずは貧困をなくさないとね」というように、SDGsのゴールはつながっていて、個別ではなく統合的に取り組むことが大事ということを学んでもらいました。
さらに、このサイトでも紹介した「日本フードエコロジーセンター」や「Class for Everyone」など市内でSDGsに取り組む企業や団体も紹介しました♪
中学生からの質問コーナー
そして事前にもらっていた中学生からの質問に回答しました!
沢山の質問をいただきましたが、いくつかを紹介します!
事前に質問もらっておいてよかったですね~。
かなりするどい質問もあって、事前にもらわなければ答えられなかったかも!
質問①
中学生:相模原市ではゴール6「安全な水とトイレをみんなに」関して、どのような取り組みを行っていますか?
――下水道の整備や高度処理浄化槽の設置、災害用のマンホールトイレの配備などがゴール6につながる取り組みになります。
質問②
中学生:ゴール14「海の豊かさを守ろう」について、海が近くにない人でも取り組めることはありますか?
――実は、海のゴミの多くが川から流れてくるんです!なので、ゴミをポイ捨てしない、川をきれいにすることなどがゴール14につながります。
また、海のゴミの多くはペットボトルやレジ袋なので、「マイバックやマイボトルを使う」といったことも、皆さんができることになります。
質問③
中学生:目標12で先進国と途上国の間で達成できていることが逆なのはなぜですか?
――天然資源の消費量や、食品廃棄物の量が途上国に比べ、先進国のほうが多いことが原因のひとつですね。
中学生とは思えない質問ですね!
最後に授業の感想や質問、そして記念撮影!
最後に授業の感想や質問をいただきました!
オンラインでも生徒の皆さんと直接やり取りができました♪
そして記念撮影📷
もちろん掛け声は「えすでぃーちーず!」
鳥屋中学校の生徒の皆さん、そしてこのような機会をくださった先生方、ありがとうございました!
SDGsを学びたい方にオンライン授業いたします!
「SDGsを学んでみたい」
「SDGsってなんだか難しそうだな」
といった方に向けて、市の職員がオンライン授業致します!
もちろんオフラインでの出張授業も歓迎です♪
ご希望の団体(相模原市内)はお問い合わせページから↓
僕と一緒にSDGsを学ぼう!