SDGsから生まれる新たな連携!~「美味い」はコロナに負けない~
【さがまちSDGsファウンデーション】

SDGsから生まれる新たな連携!~「美味い」はコロナに負けない~<br>【さがまちSDGsファウンデーション】

今回お話をお伺いしたのは、SDGsを起点に業種を超えて連携し、地域課題の解決を目指す「さがまちSDGsファウンデーション」の発起人である浦上さんと、中心メンバーの岡野さん、梶原さんです。

最近では、新型コロナウィルスの影響で苦しんでいる飲食店の支援のために、街中のいろいろな人を巻き込んで、様々な面白い仕組みを仕掛けています!

SDGsファンデーション??

クイズちゃん、ゴール3とかゴール13のファンデーションが似合いそうですね~。

そうね~。やっぱり癒し系の私には緑系のファンデが似合うかしら?
って、私はシュレックか!

本題に入りたいんで、そのくらいにしてもらっていいかな…
それでは詳しくお話を聞いていくよ!

さがまちSDGsファウンデーション

浦上さ

「左利き専用グッズ」を販売することで有名な「菊屋浦上商事株式会社」を経営

岡野さん

住宅改修全般や太陽光パネルの設置など幅広い業務を請け負う「株式会社ケイ・アース」を経営


梶山さん

各種イベントやお祭りなどの企画・運営などを請け負う株式会社アストロ・ワークスを経営


SDGsから生まれる新たな連携

――さがまちSDGsファウンデーション設立のきっかけを教えてください。

ファ:元々は相模原青年会議所で積極的にSDGsに取り組んでいたのですが、もっと色んな団体や人たちと一緒に取り組むことによって、よりいい活動ができるのではないかと考えたのがきっかけですね。

――様々な連携により課題を解決する取組は、ゴール17「パートナーシップで目標を達成しよう」を体現していると言えますね。

――これまでに、どのような活動をされてきたのでしょう?

ファ:最初の取組は「あまり食材SOS」です。

飲食店であまり食材を使ったお弁当を販売して、1つ売れるごとに子どもたちにカレーパン3個を寄付するという活動です。

――どんなきっかけで始めたのでしょうか。

ファ:新型コロナウィルスがきっかけですね。

給食などの食材があまっているということと、飲食店が苦戦しているということで、「何かしたいと」と思ったのがきっかけです。

――なるほど。
SDGsにも繋がっていきますね。

ファ:そうですね。SDGsを学んできて、色んな側面に好影響を与える活動をしたいと考えていました。

今回で言えば、一つの事業で「食品ロスの削減」、「市内経済の振興」、「子どもたちへの支援」という側面があったと考えています。

――まさにSDGsですね。活動はどんな風に進んでいったのでしょうか。

ファ:まずはあまり食材として、大量の人参を仕入れました。

それから飲食店に人参を使ったお弁当を作れないか、子どもたちに配るのは何がいいかなどを相談して、「カレーパンなら配りやすいよね」といった感じで進んでいきました。

――すごい行動力ですね!
そのなかで段々、仲間が増えていった感じしょうか?

ファ:活動が進むにつれて、市内であまった食材を集めて配る活動をしているフードコミュニティさんや子ども食堂を運営する方々と繋がりました。

ファ:食材を提供してもらったり、カレーパンを配るのを手伝ってもらったり、どんどん仲間が増えていった感じですね。

SDGsで人と人が繋がり、取り組みの輪が広がっていってるのは、まさに「パートナーシップ」だね!

「美味い」はコロナに負けない!

ファ:そのほか、新型コロナウィルスの影響で苦しんでいる飲食店の支援のために、「相模原エール飯」という取り組みもしています。

――「相模原エール飯」いいネーミングですね。

ファ:はい。いいネーミングをパクリました。

――パクった?

ファ:言い方が悪かったですね(笑)
元々は別府市で始まった取組で、ちゃんと許可を取って使わせてもらってます。

――どんなきっかけで始めたのでしょうか。

ファ:コロナがいよいよ本格化して市内の飲食店の客足が途絶えた状況でテイクアウトを始めるお店が少しずつ出始めました。

情報を集約してテイクアウトを活性化させようということで始めました。

「相模原エール飯」 ホームページ

――なるほど。
テイクアウトなら3密を作らないので、コロナの拡大防止や客足が途絶えた地域の飲食店の支援にもつながりますね。

飲食店からの依頼を受けて始めたのですか?

ファ:以前に相模原市のお店のWEBマガジンを運営していたのですが、今回の状況を受けて自主的に再スタートしました。

――運営費用は受け取っていないのでしょうか?

ファ:相模原市の飲食店が、コロナに負けて欲しくないという思いでやっています!

もちろん未来への投資という意味もあります。こういう活動をすることで色んなつながりが増えますし、それ自体が大きな財産になると考えています。

「相模原エール飯」テイクアウトの様子

わたしも「相模原エール飯」でご飯をたくさん食べて貢献します!

SDGsに対する思い

――皆さんにとってSDGsとは?

浦:とにかく行動ですかね。
あまり難しく考えないでとにかくやってみる。やってみると自然と仲間が増えていく。

岡:みんなをつなぐキーワードですかね。
SDGsが無ければ関わることがなかった人たちとつながることできて、活動の幅が広がっていきましたからね。

梶:新しい言語ですかね。喋れるようになると世界中の人とつながれる。しかも楽しい。

あとは、SDGsとわざわざ言わなくても、誰もが当たり前にSDGsな行動をしている世界になるといいですね。

――なるほど。みなさん「人と人との繋がり」という部分で共通していますね!

最後に、今後のさがまちSDGsファウンデーションの活動についてお聞かせください。

ファ:まずは、コロナで疲弊した市内経済を、SDGsの力で立て直したいですね。

他にもその時その時の課題に、色んな仲間とつながって、解決につなげていきたいと考えています。

みんなで協力してコロナウイルスを乗り越えよう!

終わりに

皆さんとにかく明るくて、とっても前向きなお話を聞かせていただきました。

SDGsでみんながつながって課題を解決する。正にゴールの17「パートナーシップで課題を解決しよう」を体現していますね。

みなさんもSDGsに取り組むことで、新しい仲間が増えるはず!
難しく考えずに、まずは「行動」してみましょう!